孤独
「私は孤独だ」そう彼女は言った。
「え、私たちがいるじゃない」と私はそう思った。
今ならわかる。少しだけ母の気持ちがわかる。
中学校時代の私の家庭訪問。担任の先生が母に言った。
「ミラクルさんは、お友達が多くていいですね」と。当時の私はすかさず担任の先生にこう言い放った。
「いえ、私友達いないんです。友達と思っていないです。私がいなくても私を探してくれる人はいないと思います」真剣だった。
でも果たして、本当にそうだっただろうか?
母は悲しそうだった。その時から怒っていたのかもしれない。
「なんであんなこと言ったの!!」後で怒られた。
「だって・・・そう思うんだもん」「私はそう思っているんだもん」・・・。
でもきっと、本当は??