自分事
「言ったそばから自分事」最近強く感じた事です。
私にはAさんという心友がいます。彼女は包容力があって、いつも温かい微笑みをもって人に分け隔てなく接している、まるで誰もが感じる理想的なお母さん像のような方です。
しゃべりがうまいとか、誰にでも自分から声をかけていくようなタイプではないけれど、相手に自然と寄り添い優しくうなずいてくれるだけで、パッとその場が和やかになるような人。そしてその奥には強さと祈りをいつも感じます。
彼女の奥にある「祈りの響きや熱い思い」に触れた時から、彼女はこれからより沢山の方に会って、その安心感を広めていき、「大丈夫だよ、あなたなら出来るよ」を伝えていく人だと感じていました。
「是非Aさんのその思いを私だけでなくまず信頼する仲間内からもっと伝えていきませんか?」と伝えた私に、「いえいえ、そんな私は話が得意ではないし、皆さんのように素晴らしい伝え方は出来ません。なので、もう少し時間をください」と答えた彼女。
そんな彼女と先日、対面で丁度半年後に思いがけず出会うことが出来ました。
その時に彼女は、ある一人の仲間のBさんの力になりたいのに、なれていないのでは…?と打ち明けてくださいました。詳しくうかがうと、Aさんはこう教えてくれました。
「Bさんは、本当は出来るんです!出来ているんです!「私がいくら出来てるよ、素晴らしいよ」と伝えても、「まだ全然できていない」と決して私の言葉を受け取ってくれません。どうやったら彼女に「出来る」を伝えられますか?」と。
私はこう伝えました。
「そうか。半年前に、私がAさんに全く同じように思ったことです。私はその時、Aさんに受け取ってもらえる自分で在れるよう、もっと私自身が出来るを積み重ねて、その姿を見てもらえるようにしていこうと決めました。そして今日思いがけずAさんと出会えた。もう一度伝えます。Aさんは出来る!そして、Aさんが自分のできるに沢山挑戦した分、あなたのメッセージはBさんに必ず受け取ってもらえそうですね♪」
そのときのAさんの「そうか!!そうですね!必ずやります!!」と言ってくれた笑顔は本当にまぶしく優しい笑顔でした。
言ったそばから私は、誰もがそうなのかもしれないと思いました。
自分の口から出る相手への【勇気のメッセージ】。本当に一番伝えてあげるべきは自分自身なんだって。相手へのメッセージでありつつ、それは全部【自分事】
相手に伝わるメッセージとは、自分事として日々更新できている己自身しか叶えることはできないのだと、気づかせていただける素敵な時間となりました。