優しさ
いろんな優しさの形がある。私には「優しさ」と聞いたとき一番に思い浮かぶ方がいる。
その方は常に周りの方を「気遣える方」。
「してあげよう」とか、「しなきゃ」とかではなく、自然と「そうする役目」だと生きている方。 ある若い頃、占い師の人にまでこういわれたそうだ。「あなたは本当に優しい人だ。きっとみんなの中心にいてお世話をずっとしていく人だ」と。
それを初めて聴いたとき、「えー、お世話ばかりして生きていくの?大変そう」って私は思ってしまった。でも、彼女を見ているといつも即答で「楽しいよっ」って満開の笑顔。
忙しいスケジュールでなかなか会えなくなってしまったけど、久しぶりに会った彼女の美しさは変わらないどころか輝きを増している。
そして、カラフルな素敵な色の傘を私に見せながら「この傘の色好きじゃない?」って私のドンピシャの好みの傘をさりげなくプレゼントしてくれた。
「わあ!!これめっちゃ好き!!なんで私の好み分かるの?」って伝えると、「ふふふ、そうやろ~」とにんまりする。
彼女が優しいのは、人が根っから好きだからだと思う。人に関心があって、家のこと近所のこと地域のこと、お世話ばかりしている。
あちらで彼女を呼ぶ声、こちらで彼女に助けを求める声、いつも彼女はフットワーク軽く動き回っている。
私には生きる師匠がいっぱいいる。