母の日
幼稚園の頃の私は、引っ込み思案でなかなか周りと打ち解けられない子供だった。
そして苦手な時間があった。それがお弁当の時間。
母が用意してくれるお弁当は、私には大きすぎて時間内に全部を食べることは殆どできない。残されたお弁当を母が見ると悲しむだろうし、幼稚園は完食してほしい思いから、食べ終わるまで残された。
家に帰ると「お弁当はあんなに要らない、小さくていい」と何度も言った記憶がある。
お弁当はその後もサイズは変わらずずっと大きいままだった。お弁当、もうおなかいっぱい。
当時はそんな苦い思い出の「お弁当」も、今お弁当を詰める側の私にとってはいい思い出となって甦る。色がいつも綺麗だったな。栄養のことをたくさん考えてくれていたな。毎日欠かさずどんな時も用意してくれたお弁当。
お母さん、本当にありがとう。おかげで私は健康に成長した。 お母さんの味のおかげで、毎日の食事を楽しく作ることが出来たり、主人のお弁当を毎日用意することが出来ている。
お母さん、私を生んでくれて、大切に育ててくれて、信じてくれてありがとうございます。お母さん大好きです。